FRP事業

FRPとは...

Fiber-Reinforced Plasticsの略で、強化繊維(ガラス繊維・カーボン繊維など)と樹脂(不飽和ポリエステル樹脂・ビニルエステル樹脂・エポキシ樹脂など)を組み合わせ、強度をアップさせた複合材料です。

繊維強化プラスチックとも呼ばれます。

これを組み合わせることで、軽くて丈夫、耐熱性、耐候性、耐薬品性、電気絶縁性などが得られ、半永久的に形状を保ち、どんな形にも加工できるなど、さまざまな特徴があります。
FRPは私たちの生活にはなくてはいらない物で、身の回りのいたる所に存在しています。
自動車や鉄道車両の内外装・医療機器・飛行機・風力発電のブレードなどはFRPで作られています。またトイレやユニットバスなどの住宅設備で大きな役割を担っています。
この材料技術を用い、弊社では主に浄化槽の製造を行っております。

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FRP成形工程

・ハンドレイアップ成形工程

ガラス繊維を型にセットし、樹脂を繊維に含浸させながら積層していきます。製品仕様の要求に応じた樹脂を選定でき、型形状問わず成形が可能です。細かな形状の製品で小ロットの成形に適しています。

・スプレイアップ成形工程

オス型に不飽和ポリエステル樹脂、硬化剤、ガラスロービングを同時に吹き付けていく工法です。
ガラスロービングはスプレイガン先端で1インチにカットし吹き付けます。
ハンドレイアップ工法より短時間で成形が可能で大型な重量物の製品の成形に適しています。

・L-RTM成形の工程(クローズドモールド成形)

ガラス繊維を型内にセットし、型内を減圧状態で熱硬化性樹脂を低圧注入し、その後硬化させてFRPを成形する工法です。
オープンモールド成形との大きな違いはスチレン臭や硬化剤臭が飛散しないことで作業環境の改善につながることです。また製品肉厚の安定や外観もよく、安定した品質が可能になります。